【連載08】誰かと、自分を大切にするバレンタイン
誰かと、自分を
大切にするバレンタイン
カレンダーをめくると、気づけばもう二月。街の空気はまだ冷たいのに、ショーウインドウや売り場には、少し早い春の気配が漂い始めます。もうすぐバレンタイン。特別な予定がなくても、この言葉を耳にすると、なぜか心が少しだけ弾む——そんな方も多いのではないでしょうか。誰かを思い浮かべたり、自分の時間を大切にしたくなったり。バレンタインは、日常の中にそっと訪れる、小さな節目のような存在です。
そもそもバレンタインの起源は、古代ローマ時代にまでさかのぼります。兵士の結婚を禁じられていた時代に、密かに愛を守ったとされる聖バレンタインの逸話が、のちに「愛の日」として語り継がれました。西洋では、恋人や夫婦がカードや花を贈り合う日として定着しています。
一方、日本でチョコレートを贈る習慣が広まったのは、戦後の高度経済成長期。お菓子業界の提案がきっかけとなり、「気持ちを形にする日」として、独自の文化を育んできました。
現代のバレンタインは、国や地域によって実に多彩です。恋人同士だけでなく、家族や友人に感謝を伝える日として楽しまれる国もあれば、花束やメッセージカードが主役の場所もあります。形は違っても共通しているのは、「想いを伝えること」を大切にする姿勢。高価な贈り物でなくても、言葉や小さな心配りが、誰かの一日を温かくする——そんな価値観が、世界中で共有されています。
そして今の日本では、バレンタインはさらに自由なものになりました。友人同士で楽しむ友チョコ、自分のために選ぶご褒美チョコ、大切な人と分け合うひととき。誰かのためでも、自分のためでもいい。無理をせず、背伸びをせず、心が動くままに選ぶことが、いちばんの楽しみ方なのかもしれません。
今年のバレンタインが、あなたにとって少しだけ気持ちがほどける、そんな一日になりますように。
Editor's Pick 01
大切な友人へ
いつも一緒に笑ってくれる友人へは、重くなりすぎない贈りものがちょうどいい。バッグにそっと添えられる小さなチャームなら、「ありがとう」や「これからもよろしく」の気持ちを、日常の中で自然に届けられます。気負わず、でも心はきちんと伝わる、今の友チョコ感覚に寄り添うギフトです。
Editor's Pick 02
家族へ感謝を込めて
言葉にすると少し照れくさい家族への感謝は、やさしい時間に託して。一日の終わり、湯船に広がる香りやぬくもりが、心と体をほどいてくれます。特別な日だからこそ贈りたい、毎日を支えてくれる人への「おつかれさま」の気持ちです。
Editor's Pick 03
自分へのご褒美
誰かのためだけでなく、自分をねぎらうことも大切にしたいバレンタイン。胸元で静かに輝くアクセサリーは、日常の中でふと気持ちを前向きにしてくれます。選ぶ時間そのものも含めて、自分を大切にするための、ささやかなご褒美です。