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世界遺産の街・マラッカで路地裏の朝散歩
マレーシアといえば首都のクアラルンプールが1番有名ですが、ぜひ訪れたい観光地の1つに世界遺産の街・マラッカがあります。
マラッカはマレーシアで初めてユネスコ世界遺産に登録されている海峡都市。
クアラルンプール国際空港で飛行機を降りてから、タクシーやバスで約2時間もかからないということもあって、世界中から人々が訪れる観光地です。
今回の記事では、世界遺産都市マラッカのちょっと変わった路地裏アートの楽しみをご紹介していきますね。
コンパクトで魅力的な世界遺産都市・マラッカ
マラッカといえば、まずは中心広場である「オランダ広場」の色彩に圧倒されます。
“マラッカレッド”と呼ばれるピンク色の建物は西洋建築の教会でどこかノスタルジックな雰囲気。
建物内は博物館にもなっているので、マレーシアのもともとの民族の歴史に加えて、ヨーロッパ系や中華系など様々な文化がマレーシアの地で融合していった歴史を学ぶことができます。
また、市街地からは少し離れ車で10分ほどの距離にある海に浮かぶ海峡モスクも有名です。
夕暮れ時のモスクは、イスラム教の礼拝の呼びかけのアザーンの声も流れて、幻想的な雰囲気を味わうことができます。
そして、夜は中心街のジョンカーストリートで週末の夜市での屋台グルメに舌鼓を打った後は、川沿いのテラス席でビールで乾杯。
そして、夜は中心街のジョンカーストリートで週末の夜市での屋台グルメに舌鼓を打った後は、川沿いのテラス席でビールで乾杯。
マラッカで路地裏の朝散歩とアートと猫との出会い
マレーシアというと年中夏で暑いというイメージがある方も多いかもしれませんが、実は朝と夜は過ごしやすい気候で散歩にはピッタリなんです。
特に朝は車の通りも少なく、静かな場所が多いのでマレーシアでの朝散歩はおすすめ。
観光地であるマラッカも昼間や夕方から夜にかけては混雑していますが、朝はとても静かで空気も澄んでいて気持ちがいいです。
マラッカでの朝散歩は川沿いをまっすぐに下っていくルートもありますが、お薦めは路地裏のウォールアートの散策。
マレーシアでは2015年ごろからウォールアートブームが始まり、マラッカの建物の壁にも多くのウォールアートが描かれるようになりました。
ウォールアートのテーマは様々でマレーシアの暮らしが描かれたものの他にも、落書きか?と思ってしまうようなちょっと笑えるアートもあります。
そして、朝の涼しい時間帯には昼間は寝ている猫たちにも出会うことができるのも楽しみの一つです。
マレーシアは人口の6割がイスラム教徒(通称ムスリム)。イスラム教の開祖であるムハンマドが猫好きであったことから、猫が好きな方が多く、街中の至る所で猫を見ます。
猫たちも人間は怖いものではないと思っているのか、のんびりと軒先で眠っていたり、お店の看板猫になっていたりと、世界遺産都市の風景の中に自然に溶け込んでいるように見えますね。
朝散歩で出会った猫の夫婦は人前でお互いの体を擦り付けてイチャイチャしていました。
なんだか猫夫婦の仲睦まじい姿を見ていると朝からほっこりしますね。
マラッカ朝散歩の後は路地裏ローカル屋台で朝ごはん
マレーシアの日の出は朝7時過ぎになるので、朝散歩のために特別早起きする必要がありません。
おすすめの朝散歩の時間は朝7時半から8時半くらいまでの間です。
また、朝散歩で歩いた後は中華系の食堂での朝ごはんで腹ごしらえもできます。
メインストリートであるジョンカー通りの端っこの路地裏にある興發茶餐室(Heng Huat Coffee Shop)は朝8時から営業していて、地元の人たちも多く食べに訪れるワンタンミーがおすすめです。
マラッカでの路地裏の朝散歩は気持ちよくて出会いがいっぱい
マラッカの主要な観光地もとても魅力的ですが、ゆったりした路地裏の朝散歩では、日頃味わえないマレーシアの地元の空気を感じることができるのではないでしょうか。
ウォールアートの他にも風景に溶け込んだ猫たち、美味しい地元の朝ごはんなど、観光ガイドブックには載っていない出会いが沢山ありそうです。
著者:むるく