クリスマス・イン・ザ・パーク
今日はクリスマス・イヴ。この時期、街を歩いているといたる所から『ハッピーホリデー!』の声が聞こえてきます。私は小さい頃から、クリスマスシーズンが大好き。子どもの頃の楽しいクリスマスの思い出が、今でも大切に残っています。大人になった今、別に特別なことがなくても、この季節は何だかうきうきしてしまうのです。
年内最後の仕事を終え、友人とサンノゼのダウンタウンへ。目的は、サンノゼで毎年開催されているクリスマス・イン・ザ・パーク(Chrismas in the Park)というクリスマスシーズン限定のイベント。みんなクリスマストリップに出かけているかなのか、イヴ当日のわりには人が少なく感じました。去年はアイススケートリンクが期間限定で設けられていましたが、今年はローラースケート用のリンクのみ。去年より気持ち暖かいからでしょうか?
クリスマスならではの屋台が並ぶ
ローラースケートのリンク近くには、スノーマン・ホットチョコレート(Snowman Hot Chocolate)というホットチョコレート屋さんが。
会場にはいくつか屋台が並んでいましたが、圧倒的に人が集まっていたのがこちらのホットチョコレート屋さんでした。購入した人々の手元を見ると、ホットチョコの上にもこもこのホイップクリーム、そして雪だるまのキャンディーが。かなりボリュームがありそうです。
こちらはトースト屋さん。お店の周りには、トーストのいい香りが漂っていました。どうやらサモアのトーストが人気の様子。
サモアとは、焼きマシュマロのこと。アメリカではよく、焼いたマシュマロを温かいままビスケットなどに挟んで食べます。それが美味しくて、食べた人みんなが『Some more!(もっとちょうだい!)』と言うことから、そのままサモアと呼ばれるようになったそうです。サモアはアウトドアイベントの定番おやつ。キャンプやバーベキューでもよく出てきます。
会場を彩るクリスマスツリーたち
通路を挟んだ両サイドには、とにかくたくさんのクリスマスツリーが並んでいました。教会や企業、学校などさまざまな団体が提供しているとのこと。とある病院が提供したツリーには輸血バッグやピルケースが飾られていたり、チアリーダーグループが提供したツリーにはメンバーの顔写真が飾られていたり。
中には警察が提供したツリーや道の工事をするお仕事の人たちが提供したツリーも。ユニークなツリーたちを眺めて歩くのもなかなか面白い体験でした。
ギフトショップでは、クリスマス・イン・ザ・パークのTシャツやパーカーなんかも販売されています。この置き物のお家たちを子どもたちがぐるりと周りを囲み、『これが可愛い!』『動くやつもある!』と楽しそうにしていたのが微笑ましい。
ギフトショップの近くにはステージがあり、そちらでは歌手の方がクリスマスソングを披露。人が集まり、みんなでクリスマスを楽しんでいる優しい空間でした。
ちょっとした遊園地も
クリスマスツリーや屋台はもちろん、小さな子どもたちが遊べるちょっとした遊園地エリアもあります。電車の乗り物があったり、小さい観覧車があったり。移動式遊園地みたいな雰囲気。昔ながらの動く人形のディスプレイも、子どもたちの目を惹くようです。
恐らく子ども向けであろうミニサイズの観覧車は、なかなかのスピードでぐるぐる回ります。『あれは乗るのに勇気がいるな…。』と友人。この遊園地エリアは親子連れで混み合っていました。
会場のど真ん中にはシンボルのツリーが
毎年現れる巨大ツリー。クリスマス・イン・ザ・パークのシンボル的な存在です。
アメリカに住むようになってから、薄れかけていた季節のイベントを大事にする気持ちが蘇ってきたような気がします。クリスマスはお店やレストランも閉まるので街はいつもより閑散としていましたが、クリスマス・イン・ザ・パークは賑やかで温かく、煌びやかな空間でした。